「気の利いたつくり」と普段着的デザインが絶大な支持を受ける「学研のエプロン」とは
2003年ごろから業務用として販売を始めたという「学研のエプロン」は、今や全国の保育者さんたちの間で高い人気を誇るアイテムです。常に幼い子どもたちと接する仕事には欠かせないユニフォームで、年に何度も買い替える方もいるほどヘビーユースされています。
企画しているのは、学研グループの中でも、保育園・幼稚園向けの商材をあつかう、学研教育みらいの制作チームです。
そのリーダーである清水さんにお話を聞くと、販売開始当初は外部から仕入れた商品が多かったものの、全国の園の先生たちから現場の声を多く取り入れ、機能的でデザインに優れたものを増やすべく、試行錯誤しながらオリジナル商品をプロデュース。現在では90%以上が学研オリジナル商品として開発しているものとなったそうです。
「キャラクターがプリントされた商品と、ノンキャラクターの商品がありますが、どちらも基本仕様は同じで、子どもたちと接する先生にとっては重要な仕事道具。園のなかには毎年の絵本テーマや劇の題材を決めて、その作品のキャラクターのエプロンを、ユニフォームとして先生たちが身につけられることもあります」(学研教育みらい・清水さん)
一方、今回販売する家庭向けのエプロンは、おもにノンキャラクターが中心です。洋服として着用いただけるタイプも多く、これも先生たちに現場の声をお聞きして得たニーズを反映しているそうです。
「クルマで通勤する先生が、そのまま着用して登園されたり、帰宅時も着用したままスーパーなどへ買い物に行けるよう、洋服的な要素を加えて普段着としても使えるようにデザインしました」(清水さん)